昆布講座
出汁の摂り方
昆布から出汁を摂るには?
昆布の表面に白い粉のようなものが付いている場合がありますが、
これは、先ほど説明したとおりの『マンニット』という糖類の結晶です。

保存中のホコリやゴミ等が気になる方は固く絞った布巾などで、
軽く拭き取る程度で大丈夫です。
最初は鍋に水を入れて昆布を1まい〜2枚入れます。
(昆布の量は、5人分ですと約10〜20gです。)
時間がある場合は、このまま2時間ほど冷蔵庫に入れておきます。
朝食の味噌汁でしたら、前の晩にこの作業をしておくと良いでしょう。

さて、水の色も黄色くなりました。
このまま火に掛けてください。
沸騰前に火を止めて、昆布を取り出します。
(昆布は70度を超えるとぬめりが出たり、口当たりが悪くなります。)

とりあえずは、一般的な出汁の完成です。
更に美味しくするには火を止めた後、すぐに鰹節を一握り入れましょう。

すぐに沸騰しますので煮立ったところで火を止め、灰汁を取り除き、
鰹節を混ぜないで漉して下さい。(キッチンペーパーやザルが良いでしょう。)

お次は、先ほどの昆布をもう一度入れて、同じく沸騰させないように、
コトコトと煮ます。
沸騰しそうになったら、鰹節を一握り入れて下さい。
これが、二番出汁です。
だし汁は、冷蔵庫などで1〜2日保存できます。
長期保存は、冷凍してください。
出汁を摂った後の昆布は、佃煮や煮物に使いましょう。
醤油に入れても良いでしょう。
 
昆布の扱い方 昆布の美味しさの秘密 出汁を摂ろう!
海産問屋 カネニ

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